先週大手輸出シッパーが荷止め明けのタイミングで本日からの5円下げを発表した。これで関東専業ミル以外は3月から30円下げで揃った。但し、夫々の思惑は更に追加の下げに向かっている。海外市況の悪化から未だ5円~10円の下げ余地を残しているからである。
今週もひょっとすると5円程度の下げは在り得るだろう。
ここ半年の市況を支えてきた中国向けは価格の下げを通り越して購入自体に消極的になっている。一方フレートが改善されたインド向けが現状の日本市況と合致する価格をつけ始めた。価格はともかく日本国内で吸収しきれない余剰玉を受ける受け皿となるか注視したい。