先週末に関東専業ミルが月末迄の荷止め延長を発表、それをトリガーとして国内大手ミル・国内特殊鋼ミル・大手輸出シッパーと軒並み国内の需要家が10円値下げをアナウンスした。今迄中国向けに対抗しての価格維持が行われてきたが、そもそもの国内需要の低下・中国国内価格の低下・LMEの値下がり・円高傾向と値下げを行うに十分な条件が揃ってしまった結果、価格維持の必要性は無くなってしまった。各需要家共我慢の購入をしてきたが、ようやく値下が出来たというところであろう。
これでボトムかというと、どうもそうは思えない。冷静に考えると未だ5円程の下げ余地は残っているのではないだろうか。