状況が変わってきている。市中では大手輸出シッパー及び高炉系ミルを除いて夫々の需要家がどんどん値下げを行っているが、海外では息を吹き返したインド向け、下げ止まった感のある中国向けが転機を迎えていそうな状況になっている。ある程度在庫で抱えている業者の存在と、発生自体も少ない中で、流通量自体はかなり先細っている。下げ止まり感が出たところで、ゴールデンウイーク明けには先高観も出るのではないかと思われるが、そうなると更に荷動きは悪くなるだろう。需要家の購入意欲は先細ったままであるので、需給のバランスは意外とマッチするかもしれない。