先週各需要家が10円下げを発表したが、それに輪をかけて海外の価格の下落が止まらない。中国向けで言うとCIFで1400ドル台に突入している。これは足元の為替にて190円を切りそうな価格帯である。そもそも国内需要家には需要自体が薄いので、そこから考えるに近々で最低でも後10円は値下げ、更にはその先も有り得る状況である。
先ずは大手輸出シッパーが5円の値下げをアナウンスした。これは大手国内ミルへの呼び水であろう。本来は5円で済むわけは無く、この行為に乗って大手国内ミルが下げ発表を促し、その下げ幅によってはそれに合わせる形をとって追加値下げを行う筈である。