現状主要輸出先の韓国が非常に状態が悪く、各シッパーも荷止めや、相次ぐ値下げを行ってきた。大手シッパーは今月も荷止め継続且つ10円の追加値下げをアナウンスした。一方国内ミルについては売り上げの先行き不透明感から数量の一部制限を行っているが、大幅な削減は行っていない。価格については市況なりということで、シッパーが強くない現状であれば、それなりの単価にすることには整合性がある。
但し、単価がここ迄落ちてきたことにより中国向けの単価以下という現実も出てきている。中国はスクラップを積極的に購入をしているわけではないが、単価が合えば買ってもいいというスタンスであることから、逃げ道として有り得る状況になりつつある。